2012年05月30日
日本語がのるロック
友人のコタニから忌野清志郎の特集雑誌を借りた。
2009年、清志郎が亡くなった時に出てたやつで、おれも立ち読みでは読んだことがあった。
コタニというやつはとにかく清志郎にハマってしまっていて、彼と話すとどんな話題でも、最終的には「やっぱり清志郎は凄かった」という話にすり替わっていく。
そんなコタニがこの前、その雑誌を貸してくれた。
とくに貸してくれと頼んだわけではないが、興味もあったの読んでみた。
その中で、ビートにのる日本語は必ずある!と、清志郎が話していたという記事があった。
ロックのとは外国で生まれたものであり、英語で歌われ始めたものである。
だから日本語という違う言語ではロックのビートにのせにくい。
俺も昔はそんな見解で曲を作り続けていたし、何とかロックのビートにカッコよく日本語をのせることを目標としていた。
時は流れ、今や日本語のロックは世間的に認められ、逆に洋楽のロックを聴かずとも、日本のロックバンドで十分にロックを体感できる時代になっているようだ。
きっと、日本語はロックのビートにのったのだろう。
清志郎が言っていた、ビートにのる日本語は必ずある!
その言葉のように、これまでのミュージシャンも、その気持ちで作りあげていった日本語のロックが今ここにあるのだろう
この言葉に俺はとても救われる気持ちになった。
イギリスやアメリカとは違って、日本のロックの歴史はまだまだ浅い。
これからもっともっとカッコよくなっていくのだと思う。
いや、そうならなければならない。
清志郎が追い求めていたものを、見ていた景色を、
俺もまだまだ見たいと思っているのです。
Posted by メカルジン at 18:34
│ブログ