2011年12月04日
自分探し
結局は自分探しということだったのかもしれないねー。
今、自分がやりたいと思う音楽をやるにあたって、こんな曲があったらいいなー、と思って始めるわけです。
もともとハードロックに影響を受け、時代の転換期だった20歳前後の音楽シーンにとても影響を受けて、激しく狂おしい音楽をやりたかった悩める20代前半。
なかなかうまく曲が作れずにいました。
曲を作るという創造は人によって異なるとは思うけど当時の俺は、自分に正直に向き合いたいと思ったんだね。
自分に正直に向き合うということは、今やりたいことをそのままやるということではなく、それまで影響を受けたものと、これから向かうであろう挑戦をひっくるめて創りはじめようとしたわけだね。
そこでたどり着いたのがPOPであるということ。
自分的に少し背伸びをしていたのかもしれない時期があり、自分の曲を誰かに似せようとしたり、他人からこういう風に見られようと曲を作っていた時期がありました。
が、それではうまくいくはずもなく、ただ単にネガティブな歌詞をつけようとして結局完成しないまま捨てていった曲がたくさんありました。
だけどあるとき自分で自分はもっとポップな人間だと気づきました。
それまで聴いていたロックミュージシャンのように、逆境の中で噴き出すサウンドを俺は持っていなかった。
言い方悪いかもしれないけど、ロックミュージシャンが持つ不幸を俺は持っていなかった。
そういう人たちの叩きつける何かがロックミュージックだとすれば、俺はとても幸福な生い立ちで、不幸でないことが不幸とさえ思っていた。
しかし、俺はポップな人間なのだと気づきました。
笑うことが好きだ。その場に立ち止まりたくない。誰かに俺の曲を聴いてほしい。キャッチーなメロディーが好きだ。
ポップいうのはただ単に軽いということではない。
物事を一般化できる影響力のあることだ。
当たり障りのない音楽ということだけではない。
創りだすポップによっては時代が動くほどの革命的な表現方法だと思っている。
これは俺個人の意見だが、どんな音楽の表現方法の中でも狂暴であり狂気に満ちているものが出来上がると思っている。しかしそれをやる人はあまりいない。
なぜならそれはポップだからだ。
それからは曲を作ることが楽になり、自分と正直に向き合える音楽をやれていると思っている。
EASTWOMANはそうしてはじめたバンドだ。
その気持ちは今でも一緒で、最近作る曲もEASTWOMANみたいと言われはするが、そりゃそうでしょ。
俺が作ってるんだから。
ソロになったんなら違うことにも挑戦しなきゃダメじゃない?と言われても、うるせーって思います。
違う自分を見せたいからソロってことにしてるわけじゃないし、まだまだこの表現を追求したいと思っているからです。
たぶんわからない人もたくさんいることでしょう。が、これが俺の思っていることです。
表面ではなく内部から爆破してやりたいということです。笑いながらね。
Posted by メカルジン at 00:19
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