2011年11月03日
『エンドレスリンダリンダ』
そういえば、ブログでバンドの話をあまりしない。
たまにはバンドの話をしてみよう。
わかりやすくバンドをはじめた話。
それはギターをはじめた話からはじまる。
中学2年の夏、サッカー部を辞めた。理由は飽きたからだった。
しばらく帰宅部としてぶらぶらしていたが、勉強にハマるはずもなく悪い道に進むのでもなく、とにかく退屈だとは感じていた。
あるとき親父のフォークギターが目に入った。
当時バンドブームで、音楽だけは聴いていたので「退屈だしギターでも弾いてみようかなー」と思い、親父にギターを教わることにした。それがギターをはじめたきっかけ。ロックスターに憧れてとか女の子にモテたいとかいう立派な理由ではない。
ただ単に退屈だったからという理由。
それからは一人でギターを練習してた。中学の同級生がバンドを組んでたのをうらやましくも思ったけど、自分はまだそんな気にもならなかった。
そして高校入学と同時にエレキギターを買った。高校もつまらなかったし、自宅でハードロックのギターをコピーして少しずつだけどうまくなっていくのが楽しかった。
しばらくして、同じクラスで音楽が好きな連中とバンドを組もうという話になった。
でもその時はあまり気合が入ってるわけでもなく、まあ、やる?くらいの気持ちだった。
そんなある日、高校の文化祭で軽音部の先輩たちがバンド演奏してるのを見た。
なんだかすごく悔しい気持ちと、カッコイイ!という衝撃が湧き上がり、俺もそのステージに上がりたくなった。
軽音部に入ってなかった俺らは、その日の文化祭を途中で抜け出し、ドラムを持ってた友達の家で初めてのバンド練習をした。
とにかくギターを掻き毟るように弾きたかった。
はじめてやった曲はブルーハーツの『リンダリンダ』だ。
みんなバンド初心者だったし、ちゃんと覚えてなっかたのかで終わり方がわからず、曲の最後まで来たら、また一番から歌い始めるという『エンドレスリンダリンダ』を延々と繰り返した。
さすがに疲れたので曲を無理やり終わらせると、外から何やら騒ぐ声がした。
見てみると、近所の小学生くらいのガキどもが「もっとやれー」「情熱の薔薇やれー」と、二階の部屋の俺らに叫んでいた。
窓はしめてたけど、そりゃ爆音。外にまる聴こえだった。
そこで俺らも調子に乗ってまた『エンドレスリンダリンダ』を繰り返し演奏した。
その時のドラムがEASTWOMANでドラムを叩いてたモトキだ。
昨日久々に東京から遊びに来てたので一緒に呑んだ。
なんとなく思い出したんだよ。
そういえばこの話、前にもどっかで書いたな。
Posted by メカルジン at 21:13
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