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2022年12月30日

おせちもいいけどカレーもね

おせちもいいけどカレーもね

いよいよ今年も終わりになりますね。

今年メカルジンは『green ever green』というアルバムを発売できました。
サブスクなどのネットを通して音楽を聴くことができる時代なので『green ever green』もサブスクで聴くことができますが、やはり形として物にも残しておきたいということでこのアルバムもいつも通りCDプレスしました。
CDとして形に残すことも大切なことだと思うので、
今回、沖縄でライブ活動をしている中でメカルジン同様CDでアルバムを発売したバンド、ミュージシャンのアルバムを手に入れた順番に紹介してみます。

沖縄で活動しているバンド、ミュージシャンであるもの、CDであるもの、今年発売であるもの、ボクが持っているものからなので紹介できないものはごめんなさい。

これは批評ではなく紹介ですのであしからず。


『by now』
the you

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昨年毎月配信シングル発売した楽曲を一枚にまとめ上げたthe youニューアルバム『by now』。配信シングルを毎月聴いてきたボク的には一曲ごとの聴きごたえがあり濃厚なアルバムに感じました。イレイ君のボーカルはより歌に特化している様子も見えて、全曲をシングル配信しても引けを取らない自信とクオリティが伝わってきます。
持ち味であるバンドアンサンブルとコーラスワークはさらに磨きがかかり圧倒的に思えるほど。
発売後にバンドの事情でライブでの楽曲演奏がそこまでできてないようですが、再開した時にこの楽曲達が演奏されることが楽しみです!



『HARAKIRI HEAVEN』
HARAKIRI ZOMBIE

おせちもいいけどカレーもね

沖縄を中心に活発に活動するメタルバンドHARAKIRI ZOMBIEのセカンドアルバム。なんとコロナ禍でありながらも2020年の1st、そして2022年に2ndアルバム発売で楽曲制作意欲が溢れています。
メタルの様式美の中にサザンロック的なアプローチや歌詞の内容にも耳を傾けてしまう低音を意識したボーカルなど、前回よりも聴きどころが多く飽きがこない。
ボクが思うに、王道でありながもメタルだけに収まらない音楽性だし、やりたいことがはっきり表現できているアルバムだと思います。



『人類観』
マルチーズロック

おせちもいいけどカレーもね

大先輩バンドにボクが何か書くのは恐縮なのですが批評ではなく紹介なので書いてみます。
マルチーズロック4年ぶりの新作はタイトル『人類観』という壮大な風に見えてとても近い『人』としてとらえた世界観に思えました。やはりボーカルのモリトさんの存在感やメッセージ、歌声たるや沖縄のバンドの中でもかなりなもので、それには収まらないある意味それこそ人類的な話にもなります。
ミクスチャーとも取れる楽曲ですが、なんかもっとこうジャンル分けするのも腑に落ちない、これが『マルチーズロックだ!』というと納得いくたくさんの要素が詰まったアルバムに思います。収録曲の『人類観』のギターリフがこのアルバムを象徴しているようで好きです。



『Ronde One』
ホールズ

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マルチーズロックのギターのホールズさんのソロアルバム。全10曲の楽曲のほとんどがギターでのインストなのでホールズさんの表現したいことが如実に現れていて凄く良いです。
ホールズさんはソロライブもルーパーを駆使してギターを重ねた演奏をガンガンやってくるし、このソロアルバムもまだまだやりたい表現を音にするチカラに満ち溢れてます。
ホールズさんの歌も聴けるし一音一音が沁みるアルバム。



『桃色ロマンス』
SHOCKING桃色

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今の沖縄インディーズのガールズバンドの代表格でしょうSHOCKING桃色の8曲入りアルバム。以前発売された音源からの再録音も数曲あり、ライブでお馴染みの曲も並んだSHOCKING桃色の今がわかるアルバムになってます。ロックでありパンクでありポップであり、トリオバンドのシンプルな表現がとても潔くそして楽しんで音を炸裂させているところがとても良いです。コワンちゃんの楽曲の良さもさることながらライブでの3人の演奏は見てて気持ち良く、その雰囲気がアルバムにも詰まった一枚です。




『俺たちの自由ダム』
上地あつよしとヒトリツチナリ

おせちもいいけどカレーもね

それぞれソロ活動をしている上地あつよしとヒトリツチナリのユニットでの7曲入りアルバム。
2人ユニットでのライブではお馴染みの曲もあれば新たな楽曲もあり楽しめる一枚。
ボーカルのかけ合いや歌詞にあるフレーズなど言葉としての使い方が非常に優れていて、ライブ見ている方も自然と言いたくなる言葉がとても良い。アルバムで聴くとより耳に入ってきやすいので面白いです。
各々の活動の時に見せるカッコ良い熱さが、2人でやることによって良い感じにほぐれてユルさになり楽しさが感じれるアルバムです。




『Blue Sky』
はいびす倶楽部

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メカルジンが初めて他人に楽曲提供したので紹介します!
書き下ろしではなく、既存の曲を歌っていただけたので良かった。
書き下ろしは多分無理なので。
いつも歌っている曲をアイドルが歌うとこうなるのかと感心したし、アレンジを他人がやるとこんな風にやるのかとか色々面白かったです。
こちらがお礼を言いたいくらい面白い経験させてもらいました!





『SOLVALS CITY』
SOLVALS

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シンセポップの2人組ユニットの1stアルバム。
収録17曲というなかなかのボリュームのあるアルバムです。
シンセポップの打ち込みの中に歌のある楽曲、ひねくれていく進行とメロディで面白いです。
独特のメロディラインがクセになる。
多様なアプローチが繰り広げられるので何でも飛び出てくる音が良いますねー。
アルバムジャケットもかなりインパクトあるので目を惹きますが、そこからこのユニットの一筋縄ではいかない感が見えてきます。




Owlgall
おせちもいいけどカレーもね

タイトルは無いとのことですが通称『羊盤』と呼ばれてます。
一曲目の『羊のメロディー』はライブハウス界隈では人気のキラーチューンとなっていてOwlgallへの期待が集まっている曲。
アルバムから伝わるボーカル金城小町の全体の雰囲気をリードしているカリスマ性と、実直さがわかるドラム、クールでエッジの効いたギター、もう1人の女性ボーカルも務めるベースの飄々とした佇まいはOwlgallのバンドとしての個性が際立っていると思います。
宮沢賢治のカバーと言われる『星めぐりの歌』のバックを固めるゲストミュージシャン達との演奏も圧巻!




『ショート・ショートミュージック』
上地あつよし

おせちもいいけどカレーもね

前作『あつぷるパイ』が2020年だから割と短い間隔でのアルバム発売。先ほど紹介したヒトリツチナリとのアルバムもあるので音源制作意欲がすごいです!
定評のあるポップでキャッチーな楽曲はより良質さが増して、情緒的な歌詞にはポジティブさと内面的な葛藤とがあって、歌に聞き応えがあります。
全10曲ですがそのあとにももうひとつあるのでお楽しみに。






番外編
『3年後のパイナップル』
HARAHELLS

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CDではないけど今年話題のリリースでいえばHARAHELLSの『3年後のパイナップル』は外せないです。
アナログレコーディングにアナログレコードで発売とこだわり抜いた作品。これはすごい!
リリースライブにも行きましたが、そこでのアナログレコーディング機器での音源視聴などイベント自体もチカラが入ってて楽しかったです。
可愛らしさもあり音楽への情熱もあるHARA HELLSは今後も楽しみですねー。






『green ever green』
メカルジン

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一応わたくしメカルジンも今年CD発売しました。
今回は曲作りの時から歌い方やギターアンサンブルに変化をつけたり、題材の中で歌詞を書いたり、レコーディングでは演奏と歌もまるまる1発録りした曲やiPhoneで1発録りした曲、ライブハウスOutputでレコーディングした曲など、内容的には王道ロックな作りですが、僕らができるいろんな聴かせ方やしっかりした土台を作り込むことができたアルバムとなりました。
是非聴いてほしいアルバムです。
沖縄主要CDショップ、BARよなき、RC宇座商店、沖縄市プレイヤーズカフェ、メカルジンライブでも販売しておりますので是非!

他にも発売されたCDはあったかもしれませんが自分は手に入れきれてないので申し訳ないです。

来年はこのアルバムを持って各所でのライブ、東京へのツアーで広めに行きますのでよろしくお願いします!



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Posted by メカルジン at 23:39 │ブログ