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2019年01月30日

ここはあえてレッドツェッペリンで好きでもないアルバムを聴いてみる!

レッドツェッペリンのアルバムで、イン・スルー・ジ・アウトドアという作品がある。

レッドツェッペリン最後のアルバムだ。

ここはあえてレッドツェッペリンで好きでもないアルバムを聴いてみる!


まだ二十歳くらいの時に聴いたことがあったが、全然つまらなかった。

というより全然憶えていない。

なんか印象に残るようなギターリフもなく、というより憶えていない。
ロバートプラントの声が、、、、憶えていない。
ボンゾのドラム。。。憶えていない。

とにかく憶えていない。

つまり、つまらなかったのだろう。

記憶にあるのはシンセサイザーの音がふんだんに使われていたような気がするくらい。


ツェッペリン聴くのは1st、4th、2nd、次に聖なる館。たまに3rd、フィジカルグラフティ。

プレゼンスとイン・スルー・ジ・アウトドアはほぼ聴いてなかった。



で、最近久しぶりに聴いてみたわけです。
ここはあえて聴き直してみようと。


20年ぶりに聴いたのだろうか、「ああ、こんなんだったなぁ」

なんの感情も湧かず、淡々と聴いてみた。


聴いてみるといろんなことに気づいたことがあった。

今のご時世便利なもんで、気になってみるとすぐネットで調べることができる。

ベースのジョンジー主導で作られたアルバムであったことや、ペイジはやる気がなかったわけじゃないようだし、

ちょうどイギリスではパンクムーブメントでレッドツェッペリンの人気も落ち目だったと言われてたけど、このアルバムも結構売れてたみたいだし。

でも聴いてみて一番思ったのは、レッドツェッペリンもやる気がなくなったわけではなく、逆に新たなレッドツェッペリンを模索していたのだなぁ。ということだ。


アルバムごとにコンセプトを立てて、毎回名作を生みだしてきたことに変わりはなく、これからの時代を見越して、自分たちの音楽を追求することにどん欲なレッドツェッペリンが、あのようなイン・スルー・ジ・アウトドアという形になって出てきたのだなぁと。


この後のレッドツェッペリンを聴いてみたいという気持ちになった。




しかし残念ながら、このアルバムを最後にドラムのジョンボーナムが死去。
レッドツェッペリンは解散となってしまって、このあとのレッドツェッペリンを聴くことはできなくなったわけです。

今になってイン・スルー・ジ・アウトドアを聴いてこんな感情になった。




ただね、この後にシーンに出てくるレッドツェッペリンの影響を受けたバンドたちを聴くと、それが受け継がれていってるんだなとも思う。

80年代後期のHR/HMのシーンではレッドツェッペリンの王道的なスタイルの影響を受けたバンドが多かったけど、

その後のビースティーボーイズでの、レッドツェッペリンのドラムやギターリフをサンプリングしたループの上でラップした楽曲や、

間違いなく影響を取り込んでいるであろう、レッドホットチリペッパーズのBlood Sugar Sex Magik

ニルヴァーナのレッドツェッペリンの影響ギターリフのあるパンクロック

ペイジ風ギターリフにダンスビートでファンクのグルーヴを出したストーンローゼズ

レッドツェッペリンとパブリック・エナミーの融合と称されたレイジアゲインストザマシーン

90年代はまさにレッドツェッペリンの亡霊が支配していたような時代だった。

2000年代でもホワイトストライプス
最近ではグレタ・ヴァン・フリート

まだまだこんなもんではないだろう。



やはり偉大なバンド



たまには聴いてみるもんだ。



10年位前に一夜限りの再結成したレッドツェッペリン。ドラムがジョンボーナムの息子ジェイソンボーナムが叩くという。
ロックンロールにもドラマがある。



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Posted by メカルジン at 00:43 │ブログ