スピード
スピード・・
それは生きていく上で、時間とともに共存する一瞬の歪み・・
東京で一人暮らしをしていた頃に、イトーヨーカドーでよく買い物していた。
食料品館はとても広くて品揃えは充実。
とても重宝していました。
お客さんも多いので、もちろんレジは行列することが多く、働いているレジの人たちは大変そうだった。
そんな働き者のレジの中に、ひときわマイペースな男の子がレジを打っていた。
どんなお客さんだろうと!
どんなにレジに行列が出来ていても!
どんなに買い物の品物の量が多くても!
ゆったりとレジを打つ男の子がいました。
とても丁寧!
とても落ち着いている!
そしてなにより、憎めない!
とにかく、レジを打つのが、接客態度が、とても丁寧なのだ!
だから、レジが遅いのだ!
もちろんレジを早く打ってくれると、こちらとしてもとても助かるのだけれども・・
それでも時間という名のスピードの前にひれ伏すことはなかった。
いつでも、どんな時でもゆったりとレジを打っていた。
たまたま、そんな彼の名札を見た。
彼の名前は
早野くん
という苗字だった・・
苗字の方が早そうだ・・・
・・・・いろんな人いたな。東京は、、
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