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2011年11月04日

稲中、ニルヴァーナ、ダウンタウン


私(わたくし)の世代というのは漫画が文化になり、ロックが世間に認知され、お笑いが憧れになったと解釈しております。

人によっては違う解釈もあるとは思いますが私(わたくし)的にはそうでした。

そこでこれから話します私(わたくし)的三大金字塔『稲中』『ニルヴァーナ』『ダウンタウン』です。

あまりこんな話はしませんが、せっかくなのでお話しさせていただきます。



私(わたくし)が中学生のころ、お笑い界に革命が起こりました。
ドリフ、欽ちゃん、ひょうきん族とはまったく違うお笑いがテレビに現れました。

そう『ダウンタウン』です。

当時中学生だった私(わたくし)を笑わせたダウンタウンを見て、「この笑いをみんな笑うのだろうか?」とすら思いましたが、なんと!みんながみんなそう思ったそうです。
つまり、みんなが面白いことを個人レベルで笑わせることのできるお笑いが現れた時でした。


時は少し進み、90年代初頭、ロックの世界でも似たような現象が起こりました。
当時流行ってたキラキラな衣装にド派手なステージ。壮大な楽曲。
でもこれは完全にメディアが作り上げた虚像であったが、高校生の私(わたくし)は「これがロックというものかー」と納得はしていました。
今更そんなこと否定はしません。それはそれで好きだった。

そんな中、『ニルヴァーナ』は登場しました。
シンプルな3ピース、ヴァースコーラスヴァース、ネガティブな歌詞、汚い恰好。
今まで聴いてた音の歪みをさらに上回るほどのカッコイイ歪み。
最初あまり興味がなっかた私も次第にハマるようになっていた。
その日のことは憶えてる。
何度も『ネヴァーマインド』を繰り返し聴きました。


さらにときは進み、上京したころ。ある漫画がみんなの話の全てを占めました。話すたんびにその漫画のフレーズが会話の中に入ってくる。
『行け!稲中卓球部』でした。
その漫画の内容たるや、中学生の普段の学園生活の中に見たこともないギャグ、顔、セリフ。
とにかくすごかった。みんながみんな前野と井沢になりきっていた。
サンタ狩りや、田辺、田中の「やンのか!コラァー!」と言っただけで反応する人ならわかるであろう。(当時、田辺という苗字だった人には同情する。)


この『稲中』『ニルヴァーナ』『ダウンタウン』の登場によってそれぞれの世界はがらりと変わった。と、私(わたくし)は思っている。
いや、少なくとも私(わたくし)の世界観は変わった。

もちろん影響を受けたのだったり好きなのはそれだけではないし、一番というわけでもない。

だけど時代というか、新しい価値観みたいなのは感じたように思う。


あれから20年近くなる。


それぞれの世界に新しい風が吹いていたり、世代交代などが起こってはいるが、あの時の衝撃はまだ私の胸に刺さって離れずにいるのでした。

稲中、ニルヴァーナ、ダウンタウン

                                        2011 11/04 記者ーメカルジン


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